top of page

デンハーグピアノ五重奏団

世界的にも珍しいフォルテピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの楽器編成によるピアノ五重奏団。2009年、オランダ、ユトレヒト国際古楽音楽祭でデビュー後、2011年、オランダ、アムステルダムで行われた、第16回ファン•ワセナール国際古楽コンクールにて第1位を受賞し一躍注目を浴びる。2012-2013年にはコンセルトへボウをはじめ、オランダ国内にて優勝記念公演ツアーを行った。

 また、ヨーロッパの主要な国際古楽音楽祭からの招聘も数多く、これまでに出演した音楽祭には、オランダ、ユトレヒト国際古楽音楽祭(2009)スペイン、バルセロナ国際古楽音楽祭(2010)、フランス、サント国際古楽音楽祭(2010)、ベルギー、アントワープ国際古楽音楽祭(2010)イギリス、ヨーク国際古楽音楽祭(2010及び2012)が挙げられる。

 加えて、2010年アントワープ(ベルギー)で行われた国際古楽アンサンブルコンクール(IYAP)では”IYAP Selected Promising Ensemble 2010”に選定された。2011年、イギリス、ヨーク国際古楽アンサンブルコンクールにてファイナリストに選出。その模様はBBC Radio3にて放送され、イギリスの古楽雑誌 Early Music Reviewにて “驚くべき演奏技術とレトリックを熟知した豊かな表現力を兼ね備えた期待のアンサンブル”として高い評価を得た。 

 近年は日本国内においてもオリジナル楽器による室内楽公演の普及に積極的に努めており、これまでにも数多くの主要コンサートホールにおける主催公演に出演している。また2012年には第8回浜松国際ピアノコンクール公式関連事業として浜松市楽器博物館所蔵のフォルテピアノを使用した『ピアノ五重奏の歴史レクチャー&コンサート』を行った。

 2012年7月にはデビュー作品「19世紀における珠玉のピアノ五重奏作品集Vol.1」(MAレコード/キングインターナショナル)をリリース。同作品は第9回TYリミテッドサポートレコード支援作品として選定されている。また、音楽之友(2012年10月号)にて、「演奏は作品を再現する喜びと一体感にあふれており、アンサンブル全体が自然で温かく、音色的にも味わい深い」(諸石幸生氏)と注目盤として取り上げられたほか、レコード芸術(2012年10月号)、古楽雑誌アントレ(2012 年10月号)、読売新聞、日本経済新聞などでも高い評価を得た。

 

 

bottom of page